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2005年10月16日 (日)

機械に負けて何が悪い!?

日本将棋連盟が、プロ棋士と女流タイトル保持者がコンピューターの将棋ソフトと対局するのを禁止したそうですな。公の場で、という注釈つきですが、要するに負けると恥だということなんでしょう。

将棋よりもチェスはさらに深刻なことになっているようで、コンピューターがチェスのチャンピオンとほぼ互角に戦うところまで行ってしまったそうです。将棋は、とった駒を使ってさすこともできるなど、バリエーションが多いため、コンピューターの考えなければならない選択肢が多くて追いつかないということです。

でもこれは、永遠に追いつかないということではもちろんなくて、いずれは追いつくのでしょう。定石を人間よりもたくさん覚え、奇手にも動揺することなく、冷静に確率を計算しながら戦うコンピューター。人間が人間である以上、間違える確率は常にあります。長い目で見たら、こと勝負に関する限り、人間はコンピューターに対していずれは負ける日が来るのでしょう。

でも、それでいいんじゃないんですか?

勝負を目的にするなら、試合なんて一瞬の計算の話です。コンピューター同士が対戦する対局を見て、われわれが面白いと思うなら、それでいいじゃないですか。同じルールで、同じゲームを戦うんです。強いものが勝つのは正しい姿でしょう。

でも、多分それよりは人間同士が対局するほうが面白い。で、その面白さが、人間の創造性、あるいは人間の行為を観察するわれわれを刺激するインスピレーションの本質なんでしょう。

そう思えば、将棋連盟は何を恐れているのか、がかえってよくわからなくなってくるのですが。

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